しふみんの日記

しふみんの日記です。

マッチングアプリは難しい

いや、マッチングアプリは使ったことがないです。

マッチングアプリを使ったことはないので、ここで書くことはマッチングアプリを使っている友人から聞いたことやホッテントリに上がっているマッチングアプリ増田エントリで知ったことから考えたエアプです。
ちなみに、ホッテントリに上がってきたマッチングアプリ関係の増田エントリは面白いものが多いのでだいたい読んでいる。行動経済学が好きな人にオススメです。

友人たちからマッチングアプリの体験談を聞いて、マッチングアプリはマッチングに最適化されたサービスだからこそ難しそうという感想を抱いた。

アプリによるかもしれないが、利用者の数が多いためいいねをしようにも何かしらの条件で絞り込む必要がある。大体プロフィールやスペックで絞り込むことになるけど、この「条件で絞り込む」というシステムが「人自身というよりはプロフィールのそれぞれの項目をその人から独立した値でとして見てしまうような構造」を誘発してそうだなと思った。
その人全体を有機的に見るというよりはそれぞれのスペックをデジタルに見てしまうというか。まあそれぞれの項目で絞り込んで参照可能な数まで減らさないとそもそも物理的に見きれない数の利用者がいるので仕方ない気はするけど。しかし、これが一度も会ったことがない段階の足切りなんだよな。。。

そして、利用者が多いということはすなわち選択肢が多いということだから、ありかなしかの判定がよりシビアになりそうだなと思った。
ちょっとでもその人が微妙だと思ったら次に行けばいいやいうインセンティブが発生しそう。だって選択肢は多いのだから。特により選択肢が多くなる女性の方が顕著にそうなりそう。
昔の見合い(もちろんこれもエアプ)はそもそものマッチングの数が少なかったから、「その人は付き合う(婚約する)に値するか?」というその人自身を絶対的に判定していたが、マッチングアプリは「その人は他の人に比べて良いか?」という選択肢の比較になっていそうだと感じた。そして選ぶのは基本的に(?)1人のはずなので、最上級じゃないと選ばれづらい。

テクノロジーの進歩でマッチングがなめらかになり選択肢が増えることは基本的には良いことのはずだけど、選択肢が多すぎるとそれはそれで弊害がありそう。これは人と人のマッチングに限らずかな。
選択肢が多い時代は""(上手く)選ぶ技術""があるかが人生の満足度に大きく影響すると考える。

shifumin.hatenadiary.com

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選ぶ話は好きなのでまた何か書きたい。
今よく考えているのは「選択肢の多さは正義だが選択肢を多く保持し続けるのは良くない」ということ。

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そういうわけでマッチングアプリは大変で難しそうだと思ったのだが、最後にいい話を書いておくと、マッチングアプリを使っている友人からアプリ上のコミュニケーションを見せてもらったところ、そこには僕が今まで接してきた彼からは想像がつかないマッチングアプリ用のテキストコミュニケーションがあって、社会に適合する力がめちゃくちゃ高いなと彼の評価が爆上がりした。