しふみんの日記

しふみんの日記です。

人に興味があるのではない。あなたに興味があるのだ

「他人に興味がないようには見えない」と言われた時に「いや、(平均的な人よりは)他人に興味はないよ」と返そうとしたけど、見え方の違いはあるかもしれないと思った。

つまり、「人に興味があるわけではなく、興味の対象は特定の誰かであるはずだ。だから、僕が他人に興味があるふうに見えるということは、それは僕はあなたに興味があるということを意味しているのだ」ということになるのではないだろうか。

インターネット・SNSで物理的に近い位置にいない人とも触れ合えるようになって、例え引きこもりでも(やろうと思えば)リーチできる人の数が莫大に増えた。コンテンツ飽和の時代でコンテンツがお金と時間の奪い合うのと同じように、誰のことを興味を持って考えるかの意識の奪い合いも無意識に行なわれているのだと思う。だから、僕が「同期ですね」以上の感情を持たなかった同期から見ると僕は他人に興味がない人に見えるし、僕が興味を持っている人から見ると他人に興味がある人に見えるはずだ。意識もまた有限なので興味ある人以外のことを考えるリソースは存在しない。

逆に考えると、誰かが人に興味がなさそうに見える時は、それはただ単にあなたに興味がないだけかもしれないという可能性もまたありうるのだと思う。

大事なことなので最後にもう一度書く。

人に興味があるのではない。あなたに興味があるのだ