しふみんの日記

しふみんの日記です。

楽しさや面白さを伝える難しさ

利点や価値について説明するのはどちらかと言えば得意な方だと思っていて、これまで周りの人間にジオラインからドラム式洗濯乾燥機まで幅広い便利アイテムの説明を行っては理解してもらい買わせてきた経験があるけど、楽しさや面白さを伝えるのはめちゃくちゃ下手くそで、今日までリアルで繋がる何人もの人間にぷよぷよというゲームを勧めてきたけど、ついには誰一人としてプレイしてもらうに至らなかった(今後もなさそうです)。

恐らく、僕は定量的に説明するのはある程度上手いけど定性的に説明するのが下手で、利点や価値は前者での説明が向いていて、楽しさや面白さは後者で説明せざるを得ないので、そういう結果になっているんだと思う。

なので、ぷよぷよのプロプレイヤーには「今まで本格的に対戦ぷよをやったことがなかった人たちが対戦ぷよの道へ足を踏み入れたくなる」ようなプレイを期待したいと思っている。

はい、上記は建前で、個人的には下記のようにワクワクするプレイを見たいと思っています。

(医龍7巻 第56話 「改革者」より)

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コスパについて考える8 コスパ厨がコスパ厨でなくなる時

このコスパ厨がコスパ厨でなくなる時というのは、「コスパ厨を卒業する時」という意味ではない。そうではなくて「コスパ厨が真剣にコスパを追い求め、その結果としてコスパ最適でない選択する場合」があるのではないかということについて書きたい。

自分、そして近しいコスパ厨を見ていると、使えばなくなっていく非耐久消費財*1に対してはコスパを見る目はすごく厳しいと感じる(これは誰でも当たり前かもしれないけど)。対して、一度購入するとしばらくは繰り返し使える耐久消費財に対しては、コスパ厨と言えどコスパを見る目はやや穏やかになり、服よりは靴、靴よりはパソコン、パソコンよりはベッド、ベッドよりは白物家電というふうに耐用年数が長いもの*2ほど、コストよりも価格を上げてでもパフォーマンス重視になりがちであると感じる。恐らくだけど、「コスパ厨は耐久消費財に対してはその繰り返し使えるという性質上、その耐用年数の長さについての評価が一般の人よりやや過大である」のではないだろうか。「何年も繰り返し使えるので、コストを抑えるよりも価格を上げてでもパフォーマンスを重視した方がいい」という思考に陥っている気がする。つまり、「コスパ厨は、耐久消費財の場合はその耐用年数が長ければ長いほど、厳密に パフォーマンス/コスト を見るのではなくてパフォーマンス重視寄りの思考になりがち」なのである。

そして、耐久消費財という枠組みで、いや耐久消費財じゃなくてもいいのだが、人間が購入するものの中で最も耐用年数が長く最も利用する期間が長いものは何だろうか。それは「住宅」であるはずだ。

つまり、結論的には僕は「コスパ厨はコスパを真剣に追い求めるあまり、その耐用年数・利用期間を過大評価して、住宅の購入時にはオプション等をたくさんつけるなどして結果的にコスパ最適でない選択肢を選ぶ確率がすごく高くなるのではないか」と思うわけです。*3

*1:例えば消耗品等

*2:耐用年数の捉え方は個人の認識です

*3:ガチリセールバリュー追求派はこの限りではない気がするけど

人に興味があるのではない。あなたに興味があるのだ

「他人に興味がないようには見えない」と言われた時に「いや、(平均的な人よりは)他人に興味はないよ」と返そうとしたけど、見え方の違いはあるかもしれないと思った。

つまり、「人に興味があるわけではなく、興味の対象は特定の誰かであるはずだ。だから、僕が他人に興味があるふうに見えるということは、それは僕はあなたに興味があるということを意味しているのだ」ということになるのではないだろうか。

インターネット・SNSで物理的に近い位置にいない人とも触れ合えるようになって、例え引きこもりでも(やろうと思えば)リーチできる人の数が莫大に増えた。コンテンツ飽和の時代でコンテンツがお金と時間の奪い合うのと同じように、誰のことを興味を持って考えるかの意識の奪い合いも無意識に行なわれているのだと思う。だから、僕が「同期ですね」以上の感情を持たなかった同期から見ると僕は他人に興味がない人に見えるし、僕が興味を持っている人から見ると他人に興味がある人に見えるはずだ。意識もまた有限なので興味ある人以外のことを考えるリソースは存在しない。

逆に考えると、誰かが人に興味がなさそうに見える時は、それはただ単にあなたに興味がないだけかもしれないという可能性もまたありうるのだと思う。

大事なことなので最後にもう一度書く。

人に興味があるのではない。あなたに興味があるのだ

人生で一番ラノベの主人公っぽかったイベント

前職在籍時は大体同期グループで昼食を取っていたのだけど、同期たちとの会話の受け答えをいつも適当にやっていたら、ある日同期の女性に真面目な顔で「しふみん君って本当に他人に興味がないね」と言われた。

僕としては、同期の間でのコミュニケーションも大事だけど(社会性のある回答)、それよりはさっさと昼食タイムを終わらせて昼寝の時間をたくさん確保したかった(昼休みは誰も来ない書庫に勝手にそこら辺に存在した段ボールと家から寝袋を持ち込んで昼寝していた)。ただ優先順位と目的が違うだけだよと主張したかったけど、社会性のある人間なので「そんなことないよ」って言って曖昧に濁した。しかし、グループ全員が僕が書庫で昼寝をしていることを知っていたので特に意味はなかった。

(この日記は社会性アピールのための日記です)

全ツイッタラーフォロー理論

気になったTwitterユーザーは片っ端からフォローすることはいい択だと最近思い始めた。片っ端というのは少しでも気になったら片っ端からフォローするということ。理由は「アカウントが非公開になるとフォローしていないとツイートを見られない」から(当たり前のことを言っている気がする)。逆にいうと、フォローしているとブロックされない限りはツイートを常に見ることができる。つまり、 気になったユーザーは片っ端からフォローしておくと、フォローしていないことによる気になったユーザーのツイートを見られないという機会損失を防ぐことができる (当たり前のこと(略))。

ただ、実際に気になったユーザーを片っ端からフォローしていくと流れがすごく早くなりとてもじゃないけど標準のTLは使い物にならないはずなので、普段見るツイートはリストで管理する必要が出てきそう。また、デメリットとしては、FF比が大きくなることと、それの影響でもしかしたらフォローした時にブロックされやすくなるかもしれないことが考えられる。

色々な色々を考えると恐らく実際にやることはないだろうけど、顛末を見届けるために将来炎上して非公開になりそうなアカウントを予めフォローしておくのはやってもいいかもしれない(ネトヲチ根性)

前職の人事制度で感じた問題点1 一括採用

前職は大別すると事務職と技術職があり、技術職の中にいくつかの専門別の職種がそれぞれあった。僕は技術職で採用されていて、仮にその職種を技術職Aとする。この技術職Aは前職の社内全体で40人もおらず、(自分の知る限り)採用計画は年大体1人採用といった感じだった。

以上の前提のもと、組織の運営上仕方ないと思うけど人事制度の下記の点を問題だと感じた。
(いろいろ書こうとしたけど、長くなりそうだったので1つずつ書くことにした)

一括採用

通年採用ではなく4月一括採用だった。 4月一括採用は他の会社でも多くありそうだけど、年1人採用の職種は採用を4月一括採用に限定するのはなかなか厳しいと思った。厳密には問題だと感じたのは4月入社ではなくて一括採用の部分。

前職は毎年大体入社前年の9月に内々定が出ていたけど、内々定時期からしばらく経った後にその内々定を出した人間に辞退されると、なんとその翌年の技術職Aの入社人数が0になってしまうのである!(当たり前ですね) ここに年1人採用のリスクが潜んでいるなと思った。実際に僕の1つ下の代は技術職Aの人間は入社しなかった。もし入社していたら僕がいた部署に配属されるはずだったので、部署の下っ端であったところの僕はその年度は割と地獄を見ました。

10人の応募を選考して1人の採用に絞るのは、1000人を選考して100人に絞るのとは別の観点が必要で、他の会社を併願していたとしても(しているよね)その「御社が第一志望です」が本当に本当なのかの見極めをかなり重要視しないといけないなと思った。

Aqua Timezの思い出

Aqua Timezが年内に解散すると聞いて去年秋に宅建受験した時のことを思い出した。

決して宅建の難易度を舐めていたわけではなかったのだけど、いや舐めていたけど、法律を今までの人生でほとんど触らずに「善意悪意って何?」状態の人間が働きながら合格ラインまで仕上げるには、1ヶ月強という期間は短すぎたことに試験勉強を始めてから気づいた。

当時はとにかく勉強時間を確保したくて、休みの日は電車を使ってまで集中できるコメダからコメダにハシゴしたり、歯医者の麻酔の待ち時間にiPhoneからKindleで参考書を開いたりしていた。

そんなふうに本当に追い詰められていてとにかく誰かに背中を押してほしかったのだけど、その時Spotifyで勉強用BGMを探していて見つけたのがAqua Timezの「虹」という曲だった。
(「大丈夫だよ 見上げれば もう 大丈夫ほら 七色の橋~」の曲です)

「虹」を見つけて(思い出して)からの試験当日までの2週間強は下記のルールの元、Aqua Timezの「虹」以外の曲は一切聞かないで過ごした。

  • ルール1. 宅建の勉強をするときは「虹」を聞く
  • ルール2. 「虹」を聞いているときは宅建の勉強をする
  • ルール3. ルール1,2と関係がない時は一切「虹」を聞かない

完全に「虹」の役割を宅建勉強用に固定して、ずっとAqua Timezに「大丈夫だよ~」と背中を押してもらいながら勉強していたわけである。

そんなこんながあったので、Aqua Timezが解散すると聞いて初めに思い浮かんだのが「虹」だったし、「虹」はとても好きな曲なので今後も時々聞いていきたいなと思う。

ちなみに、この記事は解散の報を受けて久しぶりに「虹」を聞いたら宅建のことをしか頭に浮かばなかったので書いた(宅建勉強中しか聞いていないので当たり前だが)

そして 二つの空がやっと やっと 一つになって 僕らを走らせるんだ