しふみんの日記

しふみんの日記です。

夜の住宅街を歩く

夜の住宅街を歩くのが好きだ。灯りのついている部屋を見たり、漂ってくる石鹸やシャンプーの排水の匂いがしたりするたびに「このそれぞれの家には家族が住んでいて、それぞれの人間にそれぞれ自分の人生があって……」みたいに考えてしまうのだけど、この、もしかしたら一生すれ違うことのない、そこに住んでいる無数の人間たちの人生のことを思うと頭がパンクしそうになる。東京という大量の人間の住む街では自分以外の人間をNPCとでも思い込まないととてもじゃないけど生きていけないなと思う。