しふみんの日記

しふみんの日記です。

前職在籍時に襲ってきた閉塞感

新卒で入社した前職は地元勤務で全国転勤もなく福利厚生も良く離職率も低い、いわゆる安定した環境だった。業務量の割に人員の配置が少なく仕事はしんどかったが。しかし、入社からしばらくして仕事に慣れた頃から、その仕事のしんどさとは関係のないある閉塞感に襲われ始めた。それは「ずっとこの土地で同じような仕事をして同じような人間関係の中で生きていくのか……」というものだった。安定した環境で待遇も悪いわけではないがゆえの贅沢な悩みかもしれないけど、今現在から固定されていく予想可能な未来をただ辿っていくような閉塞感をずっと覚えていた。その状態を打開するために環境を変えるしかないと思い、また変えるなら全てを変えた方がいいなと思い、住む場所も仕事内容も人間関係も変えるかつ、将来同じような閉塞感あるいはそれに類する気持ちが生じた際に躊躇なく人生のルートを変えられるように手持ちの切れるカードを増やせるように、"東京"の"ITエンジニア"を目指した。今振り返ってみた後付けの記憶かもしれないけど、当時は確かそんなことを考えていた気がする。