しふみんの日記

しふみんの日記です。

コスパの究極到達点(アルティメットゴール)

世界一のエゴイストを創るブルーロックというアニメにハマって原作の漫画を全巻読み終えたのだけど、あまりにルビが多用されていたので僕もルビが使いたくなってこの記事のタイトルにもつけてみた。今後も積極的にルビを振っていきたい。


以前はコスパに対して強い執着があったし、このブログにもコスパの記事をたくさん書いてきた。いや、今ももちろんコスパへの執着はある。しかし、最近は自分の中で何をもってコスパ良しとするかの観点が変わってきている。

以前は、単純に同じものを安く買うだったり、ドラム式洗濯機のような時短家電やいいパソコンを買って時間を節約する効率を良くするだったりと、それが消費財であれ耐久消費財であれ何というか定量的なコスパを追い続けていた。
しかし、今は定量的なコスパを追い求めながらも、定性的なコスパというものもあるなという考えになった。具体的には、体験や経験のことだ。
この体験や経験というやつは思い出に転化する。ここがポイントだ。思い出のコスパはかなり高く、今はこの思い出こそがコスパ””究極到達点(アルメットゴール)””だと思っている。

この考えは去年読んだ「DIE WITH ZERO」という本の影響を大きく受けている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08K88Z2XR

この本は、大筋としては「死んだり歳を撮りすぎてからでは金は使えないのだから死ぬ時に残高がちょうどゼロになるように消費行動すべきだ」ということが書かれてある。タイトルの「DIE WITH ZERO」つまり、「ゼロで死ね」というのはまさにそういう意味だ。
この本の中で僕は「人生で一番大切な仕事は思い出づくり」という話に一番納得した。また、これは後で説明するが、この本の「思い出の配当」という概念も良かった。今思うとこの本は2022年に読んだ本のなkで一番良かったな。
そして奇しくもであるが、この本を読んだのは去年の夏の前職の友人たちとの四国旅行中で、まさに最高の思い出の最中だった。

shifumin.hatenadiary.com

ここで人生最期の時を考えてみる。人生最期の死ぬ瞬間に人生を振り返るとしたら、その時に振り返る内容は一体どういったことになるのだろうか?
それは、この世界それ自体にはならない。それは、「この世界で自分が体験し記憶していること」だ。仮に死ぬ時に振り返った内容が自分の人生だとしたら、自分の人生とは自分が体験し記憶していることそのものだということになる。

自分の人生は自分が注意を向けたもので構成されるとも言えるとすると、インターネットばかりしすぎるのもあまり良くない。
インターネットは面白いし、僕はインターネットが好きだ。だから新卒で就いた仕事から転身して今はキャリアの半分以上でWebサービスを開発するエンジニアをしている。しかし、インターネットばかりやっているとインターネットで見たものばかりで自分の人生が構成されてしまう。
極論で言い換えると、「人生最期の時にTwitterで見たあれやこれやの何かを振り返りたいのか?」。「うーん」となってしまう。

そこで体験や経験である。上でで体験や経験は思い出に転化するのがポイントだと書いた。この思い出ってやつがコスパ的に考えてもかなり良いのだ。
人生最期の時の話をしたが、別に人生の最期に到達する前にも思い出は使える。僕たちは朝目覚める時一切の記憶がない状態で目覚めるわけでなはい。昨日までの記憶がありいつでもそれを取り出せる状態で目が覚める。ムスカ曰く「思い出は滅びぬ!何度でも蘇るさ!」
つまり、経験はそれ自体がライブの時に100%ペイされる上にその後は""思い出の配当""としても受け取れる。この思い出の配当はいつでも何回でも受け取れるし、なんなら他人にシェアできるんだ。この無限に擦れる思い出ってやつはもし投資だとするとリターンはどれだけ高いんだよ。

あと本筋とは外れるけど、思い出は大体美化されるというのが強すぎる。これは人間の脳の性質がそうさせているのだろうけど、逆手に取るととりあえず何かをやっておけば、あとは脳が勝手にいい思い出として美化してくれる。こんなのどんどん何かやって思い出を作っておくべきだろ。脳最高!
「DIE WITH ZERO」で書かれている通り、人生で一番大事な仕事は思い出づくりだというのは納得しかない。

とはいえ、このようなコスパの方針転換、つまり体験や経験を通じて思い出づくりを重視するというのは、ある程度自由に使えるお金に余裕があるからこそできたのだろうなという思いもある。その増えた自由に使えるお金でパーマネントな設備投資がある程度完了したからだ。アーロンチェア、電動スタンディングテスク、ウルトラワイド曲面ディスプレイ、筋トレグッズ etcetc.
そもそもがお金がな買ったあの頃は生きるのが精一杯だったしな。

shifumin.hatenadiary.com

というわけで、体験や経験にお金をドバドバ使うことが逆説的に一番コスパが高いんだ! コスパに行き着く先、キングオブコスパコスパの究極到達点(アルティメットゴール)であるところの思い出を作るために体験や経験にドンドンをお金を使っていけ!
僕も未だ行ったことのない場所へ行き、やったことのないことをやっていき、人生を創っていくぞo(^-^)o

結局、人生は配当という名のインカムゲインをいくら確保できるかなんだよな(ブログ締め結局〇〇なんだよな構文)

関連