レベルを上げて物理で殴ればいい (れべるをあげてぶつりでなぐればいい)とは【ピクシブ百科事典】
炊飯予約をよく忘れるという問題があった。
もちろんリマインダーはきちんとセットしていた。Googleカレンダーには18:00に「炊飯予約(1.5合)」と通知付きでセットしていた。iPhoneのカレンダーをGoogleカレンダーに紐付けしているので、その時間が来たらiPhone、あるいはApple Watchが通知してくれるというわけだ。
だがここで問題なのは、その18:00という時間が会社の夕会の時間に被っていることである。厳密に言うと夕会自体は大体終わっている時間なのだが、夕会で相談事項が出て「じゃあこの後話し合い or ペアプロ or ペア調査でもしましょうか」とMeetだったりZoomだったりハドルだったりで夕会からシームレスにそもままビデオMTGが続くことが稀によくある。そうなると、18:00の通知で「今日は炊飯予約の日か。後でしなきゃ」と一旦は思い出すものの、そのタイミングは仕事の作業中でありその作業がしばらく続くので作業が終わる頃にはそのリマインド内容は脳のメモリから消えているのである。嗚呼、なんと言うことでしょう。
夕会後にしばらく作業が続くのであればリマインダーの時間を多少ずらしたところで解決はしない。お手上げだ。本当にお手上げなのだろうか?
少し考えてこの件で僕がポイントだと考えたのは、炊飯予約というタスクについては
- 炊飯予約は毎日行わないので習慣化されていない
- → リマインダーは必要
- 炊飯予約は特定の場所で特定の作業を行う必要がある
- 炊飯予約は米研ぎなどを含めるとも少なくとも数分を作業時間として確保する必要がある
- → そのタスクのために時間を取って対応する必要がある
そして、リマインダーについては
- 時間によるリマインダーはその設定時間が必ずしもリマインドを受け取るのに適しているとは限らない
- 複数回通知を利用してもタイミングによってはどうしようない場合がある
ということだった。
前者は「炊飯予約」タスクという具体的な個別事象なのでいいとして、後者のリマインダーについて「時間によるリマインダーが良くないのでは?その時間に手が空いていなければリマインドを受け取ってもすぐに作業ができないし、結局リマインド内容も忘れがちでは?」と思い始め、気合や根性とかいうこの世界で最も信用できないものに頼りたくない僕は「リマインドを受け取れる手が空いた際にタイミングよくリマインドするリマインダーを作れないか」と色々と考えた。
その結果辿り着いたのがタイトルの通り「視界に入れて物理的にリマインドする方法」である。
(トレーニングベンチに鎮座する米袋)
名前と写真の通りなのだが、敢えて説明を加えると、
リマインドを受け取って対応できるタイミングに必ず目に入る場所にそのタスクを思い出すものを物理的に置いておく
方法である。僕の場合は仕事デスクから離れる際は必ずこのトレーニングベンチを横切る。したがって仕事がひと段落着くタイミングに必ずこの米袋が目に入ることになる。そして米袋を見て「今日は米を研いで炊飯予約を行う日だな」と思い出すのである。
これで炊飯予約を忘れることはない。お手上げではなかった!
敢えてデメリットを挙げると下記あたりか。しかし、行うべき作業を忘れて炊き立てのご飯が食べられないという問題と比べると些細な問題なので問題はなかろう。
- デメリット
- リマインダーのトリガーが時間ではなく場所の通過(視界へ入ること)になるため、真に必要とする1回以外のタイミングでもリマインドされてしまう(=MPの不要な消費を招く)
- 元来の作業にリマインダー(物理)の除去という内容が追加される(= HPの消費増)
- 今回の場合は米袋を戻すという仕事が増える
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まあここまで色々と書いたが、翌日忘れ物しないために前の日の夜に玄関に荷物を置いておくのとかなり近しいやつだ。
アナログとデジタルでは可能な限りデジタル側に寄せたい僕ではあるが、これに近しい件に関してはアナログ的な方法の方が有利だと考えている。
また、 時間でリマインドしてもその時間にリマインドを適切に受け取れなければ意味がない
ということは学びとなったので、今後も物事に応じた適切なリマインダーを整備していきたいと思っている。