しふみんの日記

しふみんの日記です。

ブロック塀撤去改修工事の入札不調

自治体の建設工事の入札結果を定期的にウォッチするという趣味があって、昔住んでいた自治体の入札結果を定期的にウォッチしている。

最近、というより少し前から、気になっているのがその自治体のブロック塀撤去改修工事の入札不調率が高いことだ。
2018年6月18日発生した大阪北部地震でブロック塀倒壊事故が発生して、同年11月から継続的に公立学校等のブロック塀撤去改修工事の入札が行われている。事件から5ヵ月で入札実施は上手く補正予算を通して自治体にしてはかなり迅速に動いているなという感想なのだけど、入札不調があまりに多すぎる。

  • 2018年度 9件中5件不調
  • 2019年度 11件中3件不調

の8/20で40%の不調率。
建築・土木は専門じゃないので適当なことを言うけど、恐らくはブロック塀撤去の500万-1000万程度のオーダーで国土交通省の公共建築工事積算基準で真面目に積算すると業者が見積もる金額とあまりにかけ離れているんだろうなと思う。規模が小さすぎて解体工事系の項目をそのまま積み上げていくと現実に沿った金額にならないと。
とはいえ、積算基準を無視して適当に見積もると万が一監査で刺された時にアルティメットイベントが発生するだろうし、かといって最近あった数校まとめて規模を大きくした工事の入札も不調なので、これは上手く大規模改修系工事に混ぜるしか手はないかも分からんね。予算的にそんなことが可能かは知らないけど。

入札不調が発生すると内容が少し変わって名前も微妙に変わった同じような何かの入札公告がまた出されるという大虚無が発生するので、これからもウォッチを継続していきたいと思います。