しふみんの日記

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コスパについて考える9 予防コスト無視、あるいはフレーム問題的対処

うろ覚えだけど、少し前に「セルフサービス系カフェの席取りにスマホが使われていて驚いた!盗まれるとは考えないのか!平和ボケ!」(雑要約)みたいな記事を見た気がして、それについて思ったことを書きたい。

スマホを席取りに使う人はスマホがほぼ盗まれることを想定していないだろう。つまり席取り(でスマホが盗まれる)に予防・注意コストを全く払っていないと言える。まずはこれはいいなと思った。いや、スマホは盗まれたくないけど。

というのは、僕が慎重すぎる人間だというのがあるけど、石橋を叩きすぎていることが多く過剰にリスク回避的になっていてリスクに対して意味のない予防コストを払っている気がしている。ある内容の保険に対して割の合わない高い保険料を払っているような感じ。

これを解決する一つの案として、僕は席取りにタオルを利用しているけど、「席取りに利用するタオルは盗まれないものとして考える。また、盗まれて初めてその時盗まれる可能性があると考える」という方針でいくのもいいなと思った。上との対比で考えると、保険に入らずにノーガードでやっていきアクシデントがあったらごめんなさいしてその時に被害を100%支払うと言ったところか。

人工知能においてフレーム問題というテーマが存在するけど、結局フレーム問題と一緒で「予防の性質上、考慮すべき空間が有限でない限り無限の可能性について考えざるを得ないので予防コストが跳ね上がる。それならば予防コストを全く払わずに被害を受けて初めてタオルの1000円だか2000円だかの支払いを行えばいい。」この方が案外コスパがいいかもしれない。