しふみんの日記

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ランダム性のない対戦ゲームにおける人対策

ランダム性のない対戦ゲームにおいて人対策はあるのだろうか。
例えば、将棋だと、ある盤面における選択手が、対局相手がAさんかBさんによって変わるものだろうか。盤面が一緒でも、Aさん相手ならこのように打つけど、Bさん相手だと別の手を打つというふうに変わるのだろうか。
そんなことを思って、「将棋」「人対策」「プロ」「メタ」「対策」等のワードを組み合わせてググって調べてみたけど、将棋における人対策に言及している記事は特に見つかりませんでした。


ただ、将棋のプロ同士の対局では相手によって戦法を変える(相手が苦手な戦法を打つ?)棋士もいるみたいで、そりゃそうだよなという気もするけど、相手によって戦法を変えるということは、言い換えれば、(ある戦法に持っていくために)序盤の局面で相手によって打ち方を変えることに他ならないから、これはランダム性の無い対戦ゲームでおける人対策を行っていると言っても良さそう。
しかし、中盤戦、終盤戦に関しては、中盤は駒得・手得の評価、終盤は相手玉を詰みに持っていく寄せの評価が、どの手を選ぶかを考える際のウェイトとして高まるだろうから、人対策が入り込む余地は少なくなりそう。

 

したがって、ランダム性のない対戦ゲームにおける人対策は、序盤は相手が苦手な戦法に持っていくために存在しうるけど、局面が進むに連れて手の選択におけるその他項目の評価のウェイトが高まるため、存在可能性が急激に減っていくのではないかなと思いました。

 

 

米長邦雄 - Wikipedia

また、同じ振り飛車党に対しても大山に対しては位取りをメインにした持久戦を、森安に対しては鷺宮定跡(急戦)を採用するなど、 相手によって戦法を変えることを明言していた