しふみんの日記

しふみんの日記です。

東京で一番命の危険を感じた時

あれは確か2016年だった気がする。新宿でご飯を食べた後に定例夜のお散歩会となり、どうせなら全然歩いていない場所を歩こうぜということになったので、友人と███駅の方へ歩いていった。僕と友人は住宅街を歩くのが好きなので、███駅からは███の住宅街の方へ向かっていった。███の住宅街は全然街灯がなくて適度な雰囲気があってよかったのだけど、ある角を曲がった時に少し先で男2人組が██の受け渡しを行っていたのが見えた。わざわざ暗い細い道の真ん中で██の受け渡しを行っているのはどう見てもおかしかったんだけど、僕たちもその場で引き返すと明らかにおかしいので、その時は友人に小声で「引き返すと怪しいからこのまま無言で進もう。やばそうだったら全力ダッシュで」みたいなことを話した記憶がある。めちゃくちゃドキドキしながら歩いていき、何も興味ありませんよーという雰囲気を出しながらもかなり警戒して横を通りすぎた。特に何もなく無事に(?)通り過ぎて、しばらく進んだ先の角を曲がった後は、大通りに出そうな方向に走りこそしなかったけどかなりの早歩きで向かった。周辺の地理感が全くなかったけど数十秒後に山勘で██通りに出ることに成功して、そこで初めて後ろを振り返って誰もいないことが確認できて安堵した。その後は、念の為、どんどん人が多そうな方向に逃げるように早歩きしていった。

あの時だけは何かあってもおかしくないなと思ったし、それ以降はしばらく僕たちは夜の███を歩かないようになった。